宮崎市の保育園コスモナーサリー

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お知らせ

園だより『うちゅうりょこう』Vol.74より抜粋

ダンゴムシさんの心を育む?

昔から心は脳に宿ると言われていますが、では子どもたちが大好きなダンゴムシに心はあるのでしょうか?ダンゴムシには人間(哺乳類)と同じような脳はありません。そのため、ダンゴムシは壁にぶつかると右へ曲がり、また壁にぶつかると左に曲がるということを繰り返す交代制転向反応という能力によりエサを探し仲間を探します。心とは何か?と研究しているとある大学の先生が、『ダンゴムシに本当に心が無いのであれば、きっとダンゴムシは機械的にこの右へ左へを永遠に繰り返すに違いない』と確信し、ダンゴムシが永遠に右⇒左⇒右・・・を繰り返すことが出来る装置を作りました。そしてその装置にダンゴムシを入れると、思った通り壁にぶつかり右へ、また壁にぶつかり左へを繰り返したそうです。しかし、1時間弱が経過したころ、ダンゴムシが突然その歩みを止め、装置を脱走する動きを見せたそうです。それからというものその先生は完全にダンゴムシに心を奪われ、今もダンゴムシと心について研究を続けているようです。”心”は辞書にも”非常に多義的・抽象的な概念”と書かれている通り、私自身も心が奪われるものすべてに心が宿っていると考えています。無論それは生き物以外のついても。そして、そんな事を考えるのは人間だけです。

さあみなさん、”お子様を心を込めて育てる”ことは当たり前にされていると思いますが、子どもたちの心は育てていますか?心を育むとはどうゆう事なのでしょうか?とっても多義的・抽象的な問いかけですが、子どもの心を育むとはどうゆうことなのか考えてみると、きっとダンゴムシの様なあたらしい発見があるかもしれませんよ!