お知らせ
コスモナーサリー園だより『うちゅうりょこう』Vol.44より抜粋
かんぺきなこども
先日、図書館で『かんぺきなこども』という絵本を見つけました。とても意味深なタイトルのその本は、子供のいない夫婦がこどもストアーに完璧な子供を買いに行くところから始まり、完璧な子供は夫婦のもとで夫婦にとって完璧な子供で暮らしていました。ある日夫婦が学校の仮装の日を間違えたことで、仮装して学校に行った子供は先生に怒られ友達にいじめられます。その事に腹をたてた子供は夫婦に文句を言いました。次の日、夫婦は子供をこどもストアーに連れて行き修理の依頼をします。すると突然、子供が店員さんに『かんぺきなパパとママに変えてください!』と店員にクレームを言うという とてもショッキングな絵本でした。この本の過激な構成についての論議はさておき、完璧という漢字の『璧』という字は本来『土』の字が入った『壁(かべ)』という字ではなく『玉』の字がその中に入るそうです。傷のない宝玉という意味がその由来とされています。子供は子供であることが既に宝であり、完璧な存在です。うまくしゃべれない、うまく歩けない、うまく食べれない・・・・etc すべてが愛らしく、そんな出来ない事のすべてが『かんぺきなこども』だと私は思います。さあ、そんな皆さんのかんぺきな子供たちは来週から進級します。来年度もたくさん愛らしい姿を見せてくれることを職員一同 期待しています。そして卒園するお友達!成長した姿をたまにはコスモナーサリーに見せに来てくださいね!